SEAnews 1997-03-03 ArtNo.9585

【シンガポール】インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)のサイバーウェイとシンガポール・テクノロジーズ・モービル・データ(STMD)は、ワイヤレス・インターネット・サービスを開始した。
サイバー・ウェイのチア・チェンポー重役(GM)によれば、同社のインターネット・サービスとＳＴＭＤのワイヤレス・サービスを同時に契約した者は、特製モデムを装備した携帯コンピューターを通じて、釣り船の上でも、ゴルフ・コースでも、株価をモニターすることができる。欧米でもこの種のサービスは提供されているが、一般に通常のダイヤル・アップ・サービス以外に、ワイヤレス専用のインターネット・アクセス・サービス契約を結ぶ必要がある。しかしサイバーウェイとＳＴＭＤの提供するサービスはこうした手間を必要とせず、通常のダイヤル・アップ契約だけで済む。
しかし、データの転送量に基づいて料金が計算されることから、ユーザーのコストを軽減するため画像はロードできない仕組みになっている。月間サービス料金は50キロバイト(約50ﾍﾟｰｼﾞ)までが35Ｓドル、125キロバイトまでが65Ｓドル、200キロバイトまでが95Ｓドルとなっている。また特製ワイヤレス・モデムの価格は1200Ｓドルと言う。(ST,LZ:3/1)