SEAnews 2014-08-05 ArtNo.45248

【ニューデリー】インドは、国際通貨基金(IMF)が、このほど発表したアップデート後の『世界経済見通し』において、主要新興国国の中で唯一成長予測の下方修正を免れた。同報告書は、世界経済は、第１四半期米国経済の予想外の停滞の影響を被ったと指摘している。
　IMFは、２０１５年のインドの経済成長率予測値を５．４％とし、２０１６年には６．４％に加速すると言う見通しを維持した。ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカから成るBRICS５カ国の中で、インドは総選挙後の企業マインドの改善に支えられ唯一、IMF成長予測の下方修正を免れた。

○アフリカ／ラテン・アメリカがインドの新たな原油供給地に
【ニューデリー】政治紛争やその他の偶発事件がしばしば西アジアからの石油供給に脅威を及ぼす中で、インドの石油精製会社はアフリカとラテン・アメリカからの原油調達を徐々に拡大している。
　こうした動きは、供給断絶のリスクをカバーするだけでなく、一部の新製油所が精製マージンを改善したり、インドの石油輸入負担の軽減にも寄与している。インドの原油輸入先は、南米のコロンビア、ベネズエラ、ブラジルや、アフリカのアンゴラ、アルジェリアにまで拡大している。インドの石油精製会社は、２０１３－１４年度にアフリカとラテン・アメリカのサプライヤーから原油輸入量を前年比６～７％、北米のマキシコおよびカナダからの輸入量を同２６％、それぞれ増加させた。

【ニュースソース】

IMF retains India's growth target at 5.4%; all emerging economies see cut

Africa, Latin America new sources of crude for India

≪キリスト教の起源≫無料ダウンロードリンク

読者の声

ご意見

SEAnewsFacebook

SEAnewsGoogle