SEAnews 2015-11-13 ArtNo.45536

【ニューヨーク】インドのナレンドラ・モディ首相は、フォーブスの『２０１５年世界で最も影響力のある人物ランキング』で９位にランクされた。
　モディ首相は２０１４年には１４位にランクされていた。フォーブスは水曜、同番付を発表するとともに、インドの１２億の人口を管理するには、握手だけでは足りず、何よりもインド人民党(BJP)の公約『改革』を実現し、気むずかしい野党陣営を制御する必要があるとコメントしている。
　今年の番付トップは、ロシアのウラジミール・プーチン大統領、２位はドイツのアンジェラ・メルケル首相、３位は米国のバラク・オバマ大統領、４位はフランシス教皇、５位は中国の習近平主席。モディ首相以外のトップ１０には、この他、マイクロソフト創設者ビル・ゲイツ氏６位、米連邦準備理事会(FRB)のジャネット・イエレン議長７位、英国のデヴィッド・キャメロン首相８位、Googleのラリー・ペイジ氏が名を連ねている。

○改革の成果はいずれ現れる、しかし奇跡は期待できない：HSBC

【ニューデリー】香港上海銀行(HSBC)のフレデリック・ノイマン専務取締役(MD)は、「改革には時間を要し、投資家は忍耐を要する」と指摘した。
　一人っ子政策に終止符、金利引き下げ、香港・深セン・リンク構想等、中国のポリシー・メーカーはあらゆる手段を講じて成長加速を図っている。しかし、果たして中国経済のスローダウンに歯止めをかけることができるだろうか。ブルームバーグＴＶインディアは、HSBCアジア経済担当共同主任を務めるノイマン氏に、こうした状況がインドのような新興経済体に及ぼす影響に関する展望を直撃インタビューした。
　インドは明るい側に位置している。インドは世界的な商品価格の軟化の恩恵を受けられる。例えば、低い石油価格は、インドの消費者に大きな利益をもたらす。全く影響を受けないなどと言うことは、当然あり得ない。結局のところインドも世界経済の動向に左右される。しかしより小規模な新興経済体に比べ影響は小さい。インドは大きな国内経済規模を備えており、そのことが一定の緩衝効果を発揮する。世界経済の混乱は、他の経済体同様にインドにも影響を及ぼすが、インドは依然として相対的に明るいスポットに位置している。実際のところ、我々は、インドを、世界的に最良かつ最も急成長する大規模な新興市場と見ている。

○モディ政権、依然公約実現と言う挑戦に直面：インフォシス共同創設者

【バンガロール】ナレンドラ・モディ政府は、２０１４年下院選挙における経済開発に関する公約を守る義務がある。テクノクラート、ナンダン・ニレカニ氏は以上のように指摘するとともに、ウッタルプラデシュ州ダドリにおけるムスリム家族リンチ殺人事件を断罪した。
　インフォシスの共同創設者は、もはや選挙戦に立候補する考えはないが、モディ氏が率いるインド人民党(BJP)の主要ライバル、国民会議派のメンバーにとどまる考えを明らかにした。

【ニュースソース】

Modi ranks 9th on Forbes' 2015 power list, up 6 places

PM Narendra Modi world's 9th most powerful person in Forbes list

‘Realisation is setting in — Modi can’t pull miracles’

Execution challenges remain with current government: Nandan Nilekani

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