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2020-10-12 ArtNo.46916
◆テロ組織『ネオJMB』捲土重来?




【ダッカ】ISに触発されたテログループが組織を再編し再興を図る中、『バングラデシュ聖戦者会衆組織(JMB: Jamaat-ul-Mujahidin-Bangladesh)』の分派『ネオJMB』は、トップのリーダーシップを再構築し、新最高指導者を内外に宣言した。
 信頼できる情報筋によると、新最高指導者の座に就いたアブル・アッバス・アルバンガリハフィズラは、バングラデシュ出身だが、目下海外に在住している。しかし9月第1週に秘密チャンネルを通じてなされた同発表後、同派は分裂した。同筋によると、前最高指導者アブ・モハマドの信奉者だった某派メンバーは、秘密チャンネルを通じ自分達の活動を明らかにするのを止めたと語ったと言う。
 『ネオJMB』は、2016年のホーリー・アーティザン・ベーカリー襲撃医事件後の当局によるテロ組織撲滅活動により、チーフ・コーディネーターのタミーム・アハメド・チョードリー他、多くの主要リーダーが殺害されたため、勢力を大幅に縮小していた。
 警察本部は、ISと称されるグループが『ベンガル・ウラヤット(Bengal Ulayat)』と言う新組織の立ち上げを発表すると言う情報が伝えられたため、今年7月の祝日イード・アル=アドハーの直前に、『ネオJMB』による襲撃の可能性があると警戒を呼びかけた。当局によると、この新組織は7月23日にシャージャラル神殿で最初の攻撃を行う予定だったが、それは失敗に終わった。彼らは翌日、首都のパルタン地区に即席爆発装置(IED:improvised explosive devices)を仕掛け、その後爆発したものの、死傷者は報告されていない。同組織のメンバーは7月31日にナオガオンの寺院でも小さな爆破物を破裂させたが、誰もけがをしなかった。この組織はまた7月31日にガジプールで「魔術師を殺害した」と主張したが、警察は、遺体は発見されておらず、問題は調査中と述べている。
 ダッカ都市警察(DMP: Dhaka Metropolitan Police)テロ及び国際犯罪対策(CTTC: Counter Terrorism and Transnational Crime)ユニットの最近の調査報告によると、テロ事件は大幅に減少したが、過激化している。CTTCユニットのサイフル・イスラム次長によると、この組織には大きな攻撃を行う力はなく、主にオンライン・コミュニケーションの強化を図っている。「彼ら追跡するため、我々もオンラインの警戒を強化している」と同氏は付言した。

○『ネオJMB』メンバー2カップルを逮捕




【ダッカ】バングラデシュ警察の精鋭特殊部隊ラピッド・アクション・バタリオン(RAB)は、2016年9月13日の夜、首都圏とナラヤンガンジ県における別々の手入れを通じ、『ネオJMB (Jama'atul Mujahideen Bangladesh)』に関与した見られる2組のカップルを捕縛した。
 RAB筋によると、拘留されているのはMd アミヌル・イスラム(34歳)、その妻ナヒド・スルタナ(30歳)、シャリフル・イスラム別名マフムード(18歳)、その妻マルジヤ・アクテル・シュミ(19歳)。
 RAB広報部門のマフティ・マフムード・カーン部長によると、彼らは海外逃亡を図っていた。押収された文書からパキスタンに逃げる準備をしていたことが明らかになった。ナヒドとアミヌルは新JMBの採用後のプロセスを処理、誰がどのチームに参加するかを決定していた。調査の過程でソヘルと言う名が浮上したが、これがグルシャン攻撃の爆発物供給者として当局により特定されたソヘルと同一人物かどうかは定かではない。初歩的尋問の過程で、アミヌルとマフムードは、彼らが国内の異なる地域でゴラム・ファイズラ・ファヒムとともに訓練されたことを明らかにした。同年6月15日にマダリプールでヒンズー教の大学教師を殺害しようとした罪で逮捕されたファヒムは、アミヌルの家族と緊密な関係を持っていた。ファヒムはその後6月18日の警察との銃撃戦で殺された。
【ニュースソース】

‘Neo JMB’ rising again?

Neo-JMB couples held

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