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2018-06-01 ArtNo.46253
◆印露首脳、建設中のイラン経由多国籍貿易回廊問題協議




【ニューデリー】ロシアの軍事関連部門に対する米国の制裁が強化され、ワシントンがインドとの貿易戦争を昇級させる中で催された、ナレンドラ・モデイ首相とウラジミールプーチン大統領の『非公式首脳会談』は、防衛と地政学的問題に照準が合わされた。
 ロシアを日帰り訪問したモディ首相は5月21日にソチに到着、プーチン大統領は翌日早朝彼を見送った。インド政府は『アジェンダレス』な訪露と述べているが、首相の会談内容は正式に報じられておらず、訪露の終わりに両首脳の共同声明も発表されなかった。しかし、現在、ロシア方面の報道は、両首脳の会談の中で国際的地政学的問題と印露関係の岩盤を成す防衛問題に最大の時間が割かれたことを確認している。
 ロシア・メディアの報道によると、今回の会談では、対イラン制裁と内戦に伴うシリア危機にもスポットライトが当てられた。両首脳はまた、BRICSや上海協力機構などの多国間グループに関して、また開発資金の調達や化学兵器禁止などの重要課題の今後の在り方について話し合った、とレポートは補足している。
 多国籍貿易回廊問題も話し合われたようだ。国際南北輸送回廊(INSTC:International North South Transport Corridor)計画とは、イラン南部のチャバハル港に照準を合わせ、イラン砂漠を横断してアゼルバイジャンとの北部国境に貨物を輸送するための全長数千キロメートルの全天候型高速道路の建設も進める一大開発プロジェクト。同計画の下、貨物をロシアのアストラハン港からさらにロシアの欧州市場まで輸送するための複数の物流拠点が既に設けられている。
 インド商工省幹部によると、しかし、イランのイスラム政権に対する制裁を復活させると言う米国の決定にともなう世界的原油価格の高騰で石油輸入代金の膨張が見込まれる他、イラン輸出市場も喪失するため、INSTCは新たな障害に直面している。このため同省は、モディ首相とプーチン大統領の首脳会談の席で同問題を話し合うよう提案したと言う。
 2014年にアゼルバイジャン経由輸送ルートのリハーサルを行った『インド貨物運送業者協会連盟(FFFAI:Federation of Freight Forwarders Association of India)』は、開通後に新ルートが普及するまでの必要時間を6ヶ月と見積もっていた。しかし、同ルートに対する銀行融資の欠如、船荷証券に対する保険填補や非船舶運航業者さらにはイラン向け不定期航路サービス等のファシリティーの不十分さは、その後も尾を引いた。
 モディ首相は、また、今年後半にインドで開かれる第19回年次サミットにプーチン大統領を招待した。

○印露首脳、エネルギー協力/テロ対策/ジオポリティクス協議




【ニューデリー】ソチでウラジミール・プーチン大統領との非公式首脳会談に臨みロシアにおける正味1日の日程を終え5月22日帰国したナレンドラ・モディ首相は、「極めて実り多い会談だった」と語った。PTI通信によると、首相は両首脳間の会談では、全般的な印露関係が、他の国際問題とともに話し合われたと述べた。
 両首脳は、テロ対策面の協力から国防協力、国際南北輸送回廊(INSTC:International North South Transport Corridor)、新興国BRICS(ブラジル/ロシア/インド/中国/南ア)市場問題まで話し合った。
 プーチン大統領とモディ首相はまた、エネルギー領域における協力の拡大に関して話し合い、この点に関しては、ロシアのガスプロムとインド国営ガス供給会社GAIL(Gas Authority Of India Ltd)の長期契約に基づき、来月、液化天然ガス(LNG)初荷の受け渡しが行われることに歓迎の意を表明した。
 モディ首相は、加盟国間の軍事的経済的協力を目的とした8各国聯合『上海協力機構(SCO:Shanghai Cooperation Organisation)』の永久会員権獲得を目指すインドに対するロシアの積極的支援に感謝の意を表明した。インドとパキスタンは昨年同組織に加盟した。

【ニュースソース】

Modi, Putin talk multi-nation trade corridor being built by India via Iran

Modi-Putin summit: Energy cooperation, terrorism, geopolitics discussed

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