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年頭の辞 2017年1月
世界は一つ:AD-SEAnews

明けましておめでとうございます。SEAnewsは、『国境のない一つの世界を実現する』と言う新コンセプトに基づき、新事業『AD-SEAnews』を開始しました。
国境のない一つの世界は、世界中の人々が人種や宗教、思想の壁を乗り越え手をつないで初めて実現されます。とは言え、それぞれ異なる個性を有し、異なる環境の下で生活する個人が異なる考えを持つのは当然で壁そのものがなくなることはありません。壁を全て取り払ったプライバシーのない社会も暮らしにくいことでしょう。私自身、仏教/儒教/神道的背景を有する家庭に育った日本人であり、家内はカトリック教会に通うシンガポーリアンで、我が家においても意見の衝突は日常茶飯事です。
一国や国と国との関係は、一層複雑です。しかし、このほどメキシコとの国境に壁を築く大統領令に署名した米国のドナルド・トランプ新大統領は、その就任演説において、「我々は、自分の生き方を他人に押しつけるのではなく、自分たちの生き方を輝かせることにより、他の人々の手本になるようにする」と述べており、最近ダボスにおける世界経済フォーラムで、基調演説を行った中国の習近平主席は、「確かに経済の国際化は新たな問題を生じさせているが、だからといって国際化を全面的に否定することはできない。我々は国際化に適応し、国際化を制御することにより、国際化の負の影響を克服、その利益を全ての国、全ての民族に分配せねばならない」と述べています。
二人の演説には、もはや資本主義と共産主義のイデオロギーの対立は見られず、米中両国が手を携えて一つの世界を実現する日が近いことを暗示しています。一方、東西世界の中間に位置するインドは、文化/宗教/政治上において東西世界を媒介する役割を担う潜在性を備えており、実際、過去数千年来この種の役割を担って来ました。おそらく今日の世界的な政治、宗教的緊張を緩和し、ひいてはワン・ワールドを実現する上でも指導的役割を担ってくれるものと期待されます。
とは言え、米中両国の協力やインドの貢献だけで、一つの世界は実現しません。私たち一人一人が互いを隔てる壁を乗り越え手を携える必要があります。そんなことで、『Ad-SEAnews』も「ワン・ワールド:国境のない一つの世界を目指す」と言う新コンセプトを提起した次第です。
2017年1月
村上 厚
SEAnews編集兼発行人
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