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回光返照の退歩を学すべし

真理は脚下に有り
道元禅師(1200-1253)は普勧坐禅儀において道(真理)は本来円満なもので宇宙に遍在しているが、人知を働かせるなら、紛然として心を 失う。『すべからく回光返照の退歩を学すべし』と説いている。
真理を追い求めれば、益々手の届かぬところに遠ざかってしまうが、一切の心の動きを『止(samatha)』め、事物をあるがままに『観(vipasyana)』るなら、真理は逃げ隠れせず自分の足下に存在すると禅師は説かれたものと思う。
日本と中韓両国の歴史論争は、かみ合わず、溝を深めているが、歴史の反省とは、歴史を否定したり、書き改めることではなく、歴史そのものに真実を語らせることではなかろうか。また我々は反省を通じてその実りを実現せねばならない。もし人為的に取捨選択を加えるなら、真実を見失うことになる。
汝の敵を愛せ
キリストは山上の垂訓において、「私が律法や予言者を否定するために来たと思ってはならない。否定するためではなく、成就するために来たのである。天地が滅びるまで、また全てが成就するまでは、律法の一点、一画も失われることはない」(マタイ5:17-18)と述べ、さらに次のように説いている。

「『目には目を、歯には歯を』と言われたことは、あたたがたの聞いているところである。しかし、私はあなたがたに言う。悪人に刃向かうな。もし誰かがあなた方の右の頬を打つなら、左の頬も向けてやりなさい。あなた方を訴えて、下着をとろうとするなら、上着も与えなさい。もし誰かがあなた方に一マイル行けと強いるなら、その人と共に二マイル行きなさい。『隣人を愛し、敵を憎め』と言われたことは、あなた方の聞いているところである。しかし、私はあなた方に言う。敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。」(マタイ5:38-44)
旧約の神は、意に反するものは、異民族ばかりでなく、同胞と言えども焼き尽くし、殺し尽くすような、嫉妬深く、荒々しい神であったが、イエスはこれを否定せず、自身の十字架をもってユダヤ人の宗教を全人類を救済する宗教に変身(成就)させた。
日本の反省が世界を救う
もし我々、日本人の反省が、竹島や尖閣諸島問題ばかりでなく、南北朝鮮や中台関係まで解決し、ひいては中東和平にも貢献するような力を発揮するなら、中韓等の隣国も日本人が靖国神社を参拝するのを受け入れてくれるものと信じる。(回光庵返照居士: 2005/05/27)

『聖霊のバプテスマ』とは一体何か
ヨハネ福音書の弁証法に従うなら、
【テーゼ】  『人は、人の子の証しを受け入れ、聖霊のバプテスマを受けることにより永遠の命を得られる(ヨハネ5:24)』。
【アンチ・テーゼ】  しかし、『地上の人間は、決して天から来たものの証しを理解できない(ヨハネ3:32)』。
それでは、地上の人間はどうして永遠の命を得られるのか。
【ジン・テーゼ】  『地上の人間は始めに神と共にあった言葉(ヨハネ1:1)に立ち返り、神が全き真理であることを自ら覚知すればよい(ヨハネ3:33)』。
文益禅師は「お前は慧超だ」と答えることにより、慧超自身の内に秘められた『真の自己(声前の一句)』を突きき付けたのである。(キリスト教の起源p.155)
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【参照】
回光返照
所以に須らく言を尋ね語を逐うの解行を休すべし。 須らく回光返照の退歩を学すべし。身心自然に脱落して、本来の面目現前せん。 恁もの事を得んと欲せば、急に恁もの事を務めよ。--(普勧坐禅儀)

臨済録
問う、如何なるか是れ西来意(ダルマがインドからはるばる中国にやって来た意味は何か)。
師いわく、もし意あらば自救不了(じぐふりょう。自分を救うこともできない)。
いわく、すでに意無くんば、いかんが二祖、法を得たる。
師いわく、得というは是れ不得なり。
いわく、もし不得ならば、いかんが是れ不得底の意。
師いわく、汝が一切処に向かって馳求の心やむこと能わざるが為なり。ゆえに祖師言う、『咄哉(とつさい)丈夫、頭をもって頭をもとむ』と。汝、言下にすなわち自ら回光返照して、さらに別に求めず、身心の祖仏と別ならざるを知って、当下に無事なるを、まさに得法と名づく。 --(臨済録)
止観(samatha vipasyana)
止:一切の外境や乱想から心を解放すること。観:あるがままに観ること。
『摩訶止観』には漸次止観、不定止観、円頓止観の3止観が説かれている。
ピリピ人への手紙4章6-7節
「一切の煩いから心を解放し、祈りと神への感謝をもってものごとの一つ一つをあるがままに観、あなた方の願いを神に帰一させるのです。そうすれば人の理知を超絶した神の平和がイエス・キリストと一体の心と魂をあなたのものにするでしょう。」(KJVからの訳)
マタイ伝3章8節
「日々悔改め、その証しにふさわしい実を結びなさい。」
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