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書評:聖霊のバプテスマ(平和の天使)

平和の天使
クリスチャン・ポストがAFPを引用し報じたところによると、パレスチナ出身の二人の修道女の列聖式に出席するためバチカンを訪れたアッバス議長にフランシス教皇は、戦争をもたらす悪霊を退治する平和の天使をかたどったメダルを授与するとともに、「私はあなたのことを片時も思わぬことはない。なぜならあなたは平和の天使だから」と語ったと言う。
バチカン・ラジオによると、フランシス教皇とアッバス議長は共に、パレスチナとイスラエルの和平交渉が再開されることに、期待を表明。教皇庁はまたそのステートメントの中で「この目的を達成するために、イスラエルとパレスチナが、国際社会の支持の下、平和を促進するため、意を決し、勇気ある決断を下すよう重ねて希望する」と述べた。

パレスチナ国家
早くも、2012年に、国連がその総会においてパレスチナ国家を認めた際、イスラエルと米国は、これに反対したものの、教皇庁は、フランシス教皇の前任者の指導の下、同決定に歓迎の意を表明。それ以来、バチカンは、同地域を『パレスチナ国』と称してきた。
昨年6月にバチカン庭園で催された、イスラエルのシモン・ペレス大統領とパレスチナ自治政府のアッバス議長も出席したセレモニーの席上、フランシス教皇は「神は聖地に平和をもたらすことができる」とする一方、「それをぶち壊すのは悪霊だ」と語っていた。その際、教皇は「我々は一度ならず和平の機会を目前にしたが、悪霊は様々な手段を講じ、その機会を失墜させた」とし、「だからこそ、我々は、神のご加護が必要なことを知り、それを信じる」と語った。

イスラエルの主権
一方、CBNニュースは、「イスラエルは、1週間足らずの間にバチカンが発した第二の親パレスチナ的布告により再度衝撃を受けた」と報じた。同報道によると、教皇のアッバス議長に対する上記のコメントは、ローマ教皇庁が数日前にパレスチナ自治政府との間でパレスチナを国家として認める条約を結んだのに踵を接する形でなされた。
パレスチナは、エルサレムを分割し、旧市街を含む地域をパレスチナ国の首都にすることを目指している。しかし、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、そんなことは決して起こらないとし、「我々はイスラエルの主権の下にエルサレムの統合性を永遠に維持する」と語ったと言う。
とはいえ、ネタニヤフ首相の所謂『イスラエルの主権』とは、預言者エレミアやキリストが説く絶対軸に立つ主権、ユダヤ教徒、イスラム教徒、キリスト教徒の別のない霊と真をもって礼拝する者の主権を意味するものと見られる。この観点からすれば、エルサレムの統合性は、過去現在未来を通じて維持されている。またネタニヤフ首相とアッバス議長の目指すものは一つであり、矛盾しない。したがって、もし両者が、現実に照らして入念な調整を加えるなら、相対界における和平も遠からず実現するものと見られる。アブラハムの子らが再び一堂に会し、霊と真をもって礼拝する時が近づいている。いや今こそその時である。

罪の奴隷
ユダヤ暦1月14日の過ぎ越の祭りの前日を自分の磔の日に定めたイエスは、その前年、おそらく西暦32年の仮庵(かりいお)の祭り(ユダヤ暦7月10日)に神殿に赴き、聖職者らに「わたしは父のもとで見たことを語っているが、あなたがたは自分の父から聞いたことを行っている。アブラハムの子なら、アブラハムのわざをするはずだが、あなた方は、神の言葉を伝えるこの私を殺そうとしている。そんなことをアブラハムはしなかった。あなたがたは、あなたがたの父のわざを行っているのである。(ヨハネ8:38-41)」と説いた。
これを聞いて憤慨したユダヤ人たちは、「我々は、そんな不埒な人間ではない。神こそ我々の唯一の父だ(ヨハネ8:41)」と、イエスが求めていた答えを終に口走った。

しかし、イエスは口先だけでは許さず、「神に属するものは神の言葉を聞くことができる。あなた方が聞くことができないのは、あなた方は神に属しておらず(ヨハネ8:47)、私の言葉を理解する耳を持たないからである。あなた方はあなた方の父親、つまり悪魔に属しており、あなた方はその父親の意志を遂げようとしている。彼は初めから人殺しであり、真理に立つものではない。彼には真理のかけらもない。彼が偽りを語る時、彼は生まれながらの自分の言葉で語る。彼は生来の嘘つきであり、嘘の権化である(ヨハネ8:43-44)。神に属するものは、神の言葉をきくことができるが、あなた方が聞くことができないのは、神に属していないからである(ヨハネ8:47)」と突き放した。
『人を殺さば、すべからく血を見るべし』という禅門の師家のごとく、イエスは「アブラハムの子孫などという臭気芬々たる誇りを捨て、喪身失命を覚悟しない限り、聖霊のバプテスマ(奪命の神符)を受けることはできないぞ」と引導をわたした。
イエスはここで、「わたしは、あなたがたがアブラハムの子孫であることを知っている(ヨハネ8:37)」と述べる一方で、「あなたがたは自分の父、すなわち、悪魔に属しており、その父の意志を行おうとしている(ヨハネ8:44)」と述べ、絶対軸に立った霊的ルーツと、相対軸に立つ肉体的ルーツを使い分け、現世に生きる肉身は皆罪の奴隷だ(ヨハネ8:34)と断じている。
民族の誇りを奪いとることにより、天地開闢以前の本源的自己(ヨハネ15:27)に目覚めさせると言うイエスの荒治療は奏功し、トマスによりインドに伝えられた聖霊のバプテスマは、再活現成(Spiritual rebirth)を根本宗旨とする禅文化を開花させた。しかし、イエスの十字架刑もここに定まったと言える。

アブラハムの宗教
アブラハムを始祖と仰ぐ宗教の信者は、今日、キリスト教徒(約23億人)、イスラム教徒(約14億人)、ユダヤ教徒(約1600万人)、バハーイー教徒(約800万人)等、38億人を数えると言われるが、ニューヨーク・タイムズによると、カトリック教会(信者約12億人)の総本山バチカンのフランシス教皇は、去る5月16日、パレスチナ自治政府のマハムード・アッバス議長に『平和の天使』の称号を授与した。
アッバス議長が率いるパレスチナ自治政府は、イスラム教徒、ユダヤ教徒、キリスト教徒等が平和共存するパレスチナ国家の建設を目指している。これは『神の実体は霊(ヨハネ4:24)』と説くイエスがサマリヤの水くみ女に語った、真の礼拝者が霊と真(マコト)をもって礼拝する時代の実現を目指すものといえる。

『聖霊のバプテスマ』とは一体何か
ヨハネ福音書の弁証法に従うなら、
【テーゼ】 『人は、人の子の証しを受け入れ、聖霊のバプテスマを受けることにより永遠の命を得られる(ヨハネ5:24)』。
【アンチ・テーゼ】 しかし、『地上の人間は、決して天から来たものの証しを理解できない(ヨハネ3:32)』。
それでは、地上の人間はどうして永遠の命を得られるのか。
【ジン・テーゼ】 『地上の人間は始めに神と共にあった言葉(ヨハネ1:1)に立ち返り、神が全き真理であることを自ら覚知すればよい(ヨハネ3:33)』。
文益禅師は「お前は慧超だ」と答えることにより、慧超自身の内に秘められた『真の自己(声前の一句)』を突きき付けたのである。(キリスト教の起源p.155)
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【参照】
Pope Francis Receives Palestinian President Abbas as ’Angel of Peace’
Pope Francis Tells Abbas: Be an ’Angel of Peace’
In Vatican, Abbas Is Praised as ‘Angel of Peace’
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