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イエスの十字架計画(3)

イエスが過ぎ越しの祭りの前日に処刑されるに先立って、2日足らずの間に大祭司の義父アンナス(前大祭司)、大祭司カイアファ、サンヘドリンの議員、ローマ総督ピラト、四分封領主ヘロデの取り調べを受けたことから、事前に綿密な計画が立てられ、周到に準備されていたことが窺える。おそらく大祭司カイアファを中心にサンヘドリンのメンバーらが計画を立て、ローマ総督がこれを裁可したのだろう。
当時のユダヤには多くの自称メシアが宗教改革を唱え、ローマの支配に対する反乱の動きが高まっていた。反 乱が起きれば、ローマ軍が進駐し鎮圧されるのは目に見えており、王族や宗教界ばかりでなく、ローマ総督もそうした事態が生じることを恐れていた。
大祭司カイアファ
ヨハネ伝によれば、こうした中、ローマ総督から任命された大祭司カイアファは、サンヘドリン(最高法院/最高議会)において、「あなたがたは、何もわかっていない。ひとりの者が(メシアとして)人々に代って死に、国全体が滅びるのが防げるなら、それは良いことだ」と説き、サンヘドリンのメンバーらとともにイエスを十字架にかける計画を準備したとされる。彼はイエスが国民のために、また単に国民のためだけでなく、散在している神の子らを一つに集めるために、死ぬことになると予言した(John11:49-52)。イエスを十字架にかける計画を準備したものには、パウロやその師匠ガマリエルも含まれていたものと見られる。

ローマ総督の役割
しかしこうした計画が実行されるには、ローマ総督の裁可が必要だった。加えて宗教界と王族は犬猿の仲だったため、各方面の協力体制の構築に総督が重要な役割を果たしたであろうことは想像に難くない。
多くの自称メシアが反ローマ的であったのに対し、イエスにはローマに抵抗する政治的背景は見られず、むしろローマ軍の幹部やローマの徴税人まで信者にしていた。このためローマ総督としても裁可し易かったのではなかろうか。
イエス自身、数ヶ月前から、洗礼者ヨハネがかつて拠点にしていたヨルダン川東岸の地とエルサレム近郊の在家の信者の間を往復し、間もなく十字架にかけられることを預言、準備を整えていたが、終始「これは神の計画である」とし、「父がわたしに賜った杯を、飲まないことができようか」(John18:11)と語っていた。
復活

入念に準備された計画はイエスが十字架にかけられるところまでは完璧に実行され、ローマ総督、大祭司、サンヘドリン、四分封領主、イエス教団のコラボレーションは一糸乱れることがなかった。しかしその後、計画を立案した大祭司側近とイエス教団の対立が深まり、パウロに率いられるサンヘドリンの改革派によるイエス教団の弾圧が始まった。
イエスは処刑後三日目に復活し、弟子たちより先にガリラヤに帰るはずだった。イエスは過ぎ越しの祭りの数ヶ月前にベタニアでラザロと言う病人を死から蘇らせたが、その直後、大祭司カイアファはサンヘドリンのメンバーにイエスをメシアとして十字架にかける計画を準備するよう指示した。イエス教団の大部分のメンバーは、ラザロと同じように、イエスも肉体的に復活し、イエスを頂点に頂くイスラエル王国が誕生するものと信じていた。しかし肉体の復活は終に実現しなかった。
裏切り
ヨハネ伝によれば、いずれもサンヘドリン・メンバーのアリマタヤのヨセフとニコデモがイエスの遺体を引き取る際、ローマ兵の一人がイエスの脇腹を槍で突いたと言う。これが致命傷になり、肉体的復活が実現しなかった可能性がある。

ローマ兵のこの行動がアクシデントであったのか、ローマ総督あるいはサンヘドリンの一部のメンバーの指図を受けたものであったかは定かでない。しかしこのことがユダの裏切りというストーリーを誕生させ、サンヘドリンの改革派メンバーとイエス教団の対立の背景になった可能性がある。
イエスの計画では、人類を救済し、聖句が成就するための犠牲は自分一人で十分で、それ以上であってはならなかった。しかしヨハネ伝や他の福音書の著者はこのことが有ったために、教団の財務主任(CFO)イスカリオテのユダを聖句を成就させるための犠牲に加えざるを得なくなった。
地上の栄光
肉体的復活ができないことを、事前に知らされたイエスには、これまで同様逃る機会は十分あった。しかし、ローマ総督や大祭司、国王、サンヘドリンの協力を得て、過ぎ越しの祭りの前日にメシアとして処刑される機会は二度と巡ってこないだろう。このためイエスは、捕縛される直前まで血の汗を絞り、その決断が正しいことを証してくれるよう神に祈り続けた。

結局、イエスの処刑後、大反乱が発生、進駐したローマ軍により神殿もエルサレムも完全に破壊された。十二使徒の誰一人、パウロさえ、生きている間は神の栄光が地上に実現するのを目にすることはできなかった。しかしその後300年以上を経て、東西ローマ帝国がキリスト教を国教に定めると言う奇跡が生じ、西アジアに発生したユダヤ教の一派が世界宗教に変身した。(回光庵返照: 2010-12-31)




『聖霊のバプテスマ』とは一体何か
ヨハネ福音書の弁証法に従うなら、
【テーゼ】  『人は、人の子の証しを受け入れ、聖霊のバプテスマを受けることにより永遠の命を得られる(ヨハネ5:24)』。
【アンチ・テーゼ】  しかし、『地上の人間は、決して天から来たものの証しを理解できない(ヨハネ3:32)』。
それでは、地上の人間はどうして永遠の命を得られるのか。
【ジン・テーゼ】  『地上の人間は始めに神と共にあった言葉(ヨハネ1:1)に立ち返り、神が全き真理であることを自ら覚知すればよい(ヨハネ3:33)』。
文益禅師は「お前は慧超だ」と答えることにより、慧超自身の内に秘められた『真の自己(声前の一句)』を突きき付けたのである。(キリスト教の起源p.155)
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